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こと座流星群の夜(4月22日)
ホテル立山にお泊りの皆様に大好評のイベント「スターウォッチング」の第1回目が4月22日に開催されました。
講師の方から写真が届きましたので、その日の様子と合わせてお伝えいたします。
夕方は雲が多いものながらも、ほんの少し青空が見えている感じでした。
スターウォッチング開始時刻の8時30分ごろには少し晴れてきて、雲間からたくさんの星が見えてきました。西から少し北方向には五角形の「ぎょしゃ座」が見え、1等星のカペラ、西の少し高い位置に「ふたご座」のカストルとポルックスが仲良く並んでいます。その下に「オリオン座」のベテルギウスが見え、夜空の恒星で一番明るい「おおいぬ座」のシリウスと「こいぬ座」のプロキオンで作る冬の大三角が見えていました。
この時期は春の星座だけではなく、沈みゆく冬の星座も楽しめるのです。
南東の空を見ると、一番星の「木星」が輝いています。木星はマイナス2.4等星と素晴らしい輝きです。
望遠鏡で木星の縞模様や、木星に連なっているガリレオ衛星を見ることができました。
真上には「おおぐま座」の北斗七星、「うしかい座」のアルクトゥールス、「おとめ座」のスピカと春の大曲線が見え、四角形の「カラス座」へと続きます。
この日は、こと座流星群の日でした。ピークの時間帯は、なんとこのスターウォッチングの時間帯だったのです。
いくつも流れ星が飛び歓声が上がりました。
いつの間にか雲は無くなり快晴状態になっていました、この快晴状態は一晩中続きました。
写真は午前2時に写したものです。
右側がさそり座です、写真中央の山の上に、ちょこんと2つ明るい星が見えていますがこれはさそりの毒針にあたります。
写真中央部分の、もやもやしているところは天の川の中心にあたり一番濃い場所になります。
そして、ひときわ明るい中央の星は、環がある「土星」になります。この時期土星は遅い時間に昇ってくるのですが、6月~8月の期間はスターウォッチングの開催される時間帯に見ることができます。
土星の上の「線」は流れ星になります、こと座流星群が写ってくれました。
この後は春から夏にかけての星座が早い時間に見られるようになってきます。天頂を覆うように流れる天の川は見応え十分。
ぜひ、あなたの目で見てください!