室堂を散策する

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山歩きビギナーも挑戦しやすい、
みくりが池コース

ホテル立山の周辺には、いくつかの散策道、登山道が整備されています。中でも人気が高いのが、周囲約600mを一周するみくりが池コース。ゆっくり歩いても1時間ほどで1周でき、道のアップダウンが少ないので初心者の方にもおすすめです。新緑と逆さ立山を湖面に映す夏、凍結した湖面が神秘的に輝く冬、雪解けとともに再び湖があらわれる春と、季節ごとの景観が魅力です。みくりが池展望台からは立山主峰が一望できるので、記念撮影をお忘れなく

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荒涼とした景色を眺めながら歩く中級者向けの雷鳥沢往復コース

体力と山歩きに自信がある方は、中級者向けの雷鳥沢往復コースへ足をのばしてみませんか。みくりが池コースから北側へと進み、所要は約2時間30分。みくりが池温泉からエンマ台まで足を延ばすと、激しく噴煙をあげる地獄谷を見下ろすことができます。反対側には氷河が削った地形・山崎圏谷(カール)も望めます。さらにコースを進むと雷鳥沢に到着。辺りには山小屋が点在し、夏は広大なお花畑が見られます。途中、酸化鉄を多く含み、赤色に見える血の池やエンマ台展望台も見どころです。

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散策しながら、愛らしい雷鳥をウォッチング

散策途中、雷鳥ウォッチングができるのも楽しみです。雷鳥は氷河期から生き残る国の天然記念物で、富山の県鳥にも指定されています。室堂一帯は日本有数の生息密度を誇り、約280羽が生息しています。繁殖期の5月中旬から6月下旬は特に遭遇率が高く、高い岩や木の上で縄張りを見張る雄の姿が見られます。みくりが池周辺の岩の上も絶好のウォッチングスポットで、その愛らしい姿を見られることがあります。