動植物を見つける
01
ライチョウ
霊山立山の「神の使い」
ライチョウは、昭和30年に国の特別天然記念物に指定されました。室堂平周辺には、約280羽(平成23年調べ)のライチョウが生息しています。霊山立山では、昔から「神の使い」として大切にされてきました。
<ライチョウの出現ポイント>
5~6月は、なわばりを見渡すためにみくりが池周辺の岩や木の上にいることが多く、親子連れは天敵であるトンビや鷹などから逃れるためハイマツの周辺で餌をとっていることが多くなります。ライチョウ見守りネットで近日の出現ポイントを確認してみてはいかがでしょうか。
02
オコジョ・ニホンカモシカ・ニホンザル
高山で独自の営みをつづける動物たち
オコジョは岩場などで見かけることがあります。外見はぬいぐるみのように愛らしいですが、ネズミやウサギを捕食するれっきとした肉食動物で、ライチョウの天敵でもあります。夏場は表面毛が茶色に、冬は全身が真っ白になります。警戒心が強いので、見つけても脅かさないように気をつけましょう。
また標高1000~1500mの美女平周辺では特別天然記念物にも指定されているニホンカモシカも生息しています。岩場での生活に適応し、足が太く、ひづめの裏がやわらかくなっているのが特徴です。ニホンザルは5月〜7月頃に多く見られ、車道にも出没することがあります。
03
高山植物
可憐な高山植物を愛でる
高地という特別な環境で育つ高山植物は低地に生える植物とは違った趣があります。
空気が薄く、太陽光線の照射が激しい高山帯の厳しい条件に立派に耐えながら、高山植物たちは美しく咲き誇っています。
短い春と夏に、太陽の光を浴びていっせいに花が開き、室堂平が色とりどりに染まります。
- イワカガミ
花期:6月〜8月 - イワギキョウ
花期:7月〜8月 - チングルマ
花期:6月〜8月 - クルマユリ
花期:7月〜8月