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室堂平の高山植物情報(7月10日)

このたびの台風8号により被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。

立山黒部アルペンルートの乗り物をはじめ、富山県内には大きな影響はありませんでした。
これからお越しになる方は、安心してお越しください。

さて、室堂平では雪解けが進み、高山植物も花をつけ始めています。
今日はその中からいくつかご紹介いたします。

まずは室堂ターミナルのすぐ近くで見ることができる花。

チングルマ(稚児車)

風が強かったため、花びらがやや乱れています。

シナノキンバイ(信濃金梅)

似た花でミヤマキンバイ、キジムシロなどがありますが、それと比べてやや花が大きいのが特徴です。

イワイチョウ(岩銀杏)

花ではなく、葉が銀杏に似ているのでこの名前がついています。秋になると葉が黄色く色づきます。

ミクリガ池へ向けて遊歩道を歩いていると見かけることができる花。

クロユリ(黒百合)

道沿いにわずかに見ることができます。そろそろ終わりでしょうか。

イワカガミ(岩鏡)

葉に光沢があるので、この名前が付きました。

ミネズオウ(峰蘇芳)

雪が積もりにくい風衝地に生息し、冬はライチョウのエサです。

ハクサンイチゲ(白山一花)

室堂一帯では背が高く目立ちます。雪がとけて早い時期に咲く花の一つです。

このところ気温、湿度ともに高い日が続き、雪解けも一層進んできました。
これから花も咲いてくると思いますので、またお知らせしたいと思います。

お楽しみに!